食品OEM

レトルト食品OEM完全ガイド

レトルト食品OEMは、カレー・スープ・パスタソースなど多様な製品を長期保存可能な形で製造委託できるサービスです。加圧加熱殺菌により常温で長期保存が可能なため、EC販売やギフト商品、防災備蓄食としても注目されています。小ロットから対応するメーカーも増えており、新規参入のハードルが下がっています。

期間目安

企画から量産まで約3〜6ヶ月

最小ロット

一般的に500〜3,000個から(メーカーにより異なる)

主な認証

HACCP / FSSC22000 / ISO22000

市場概況

国内レトルト食品市場は約3,500億円規模で、共働き世帯の増加や防災意識の高まりを背景に年2〜3%の安定成長を続けています。特にプレミアムレトルトやご当地レトルトカレーなど、付加価値型商品の需要が拡大中です。EC販売チャネルの成長も市場拡大を後押ししています。

製造工程

1

企画・レシピ開発

ターゲット層や販売チャネルに合わせた商品コンセプトを策定し、レシピを開発します。既存レシピのカスタマイズも可能です。

2

試作・官能評価

実際にレトルトパウチで試作品を製造し、味・食感・色味・香りなどを評価。レトルト殺菌後の品質変化も確認します。

3

パッケージ設計

パウチの形状・サイズ・材質を決定し、表示ラベルのデザインと法定表示(原材料・アレルゲン・栄養成分等)を作成します。

4

原材料調達

レシピに基づき原材料を調達。産地指定やオーガニック原料など、こだわりの原材料にも対応できるメーカーがあります。

5

充填・密封

調理済みの内容物をレトルトパウチに充填し、真空密封します。具材の偏りや充填量の均一性が品質を左右します。

6

加圧加熱殺菌(レトルト殺菌)

120℃前後の高温高圧で殺菌処理を行います。殺菌条件(温度・時間・圧力)は製品ごとに最適化が必要です。

7

検品・出荷

金属検出・重量検査・外観検査を経て、段ボール梱包し出荷します。賞味期限は通常1〜2年に設定されます。

費用相場

項目費用目安備考
レシピ開発・試作費10万〜30万円試作回数や原材料の特殊性により変動。既存レシピ活用で抑制可能
パッケージデザイン・製版費10万〜30万円デザイン入稿の有無、色数、特殊加工で変動
原材料費(1個あたり)50〜300円使用する食材の種類・品質・産地により大幅に変動
製造加工費(1個あたり)80〜200円ロットサイズ、製造工程の複雑さにより変動
パウチ資材費(1個あたり)15〜50円サイズ・材質・印刷仕様で変動。スタンドパウチは割高
検査・品質管理費3万〜10万円/ロット微生物検査、栄養成分分析など。初回は検査項目が多い

※ 上記は一般的な目安です。メーカー・仕様・ロット数により大幅に変動します。正確な費用は各メーカーにお見積もりください。

メーカー選びのポイント

1.レトルト殺菌設備の保有状況

レトルト釜の台数・サイズ・温度管理精度を確認。連続式か回分式かで生産効率が異なります。

2.小ロット対応の柔軟性

初回500〜1,000個程度から対応できるかを確認。テスト販売や限定商品に対応できるメーカーが望ましいです。

3.HACCP・FSSC22000認証

食品安全マネジメントシステムの認証取得状況を確認。大手小売への納品には必須となるケースが多いです。

4.類似製品の製造実績

自社が作りたい製品カテゴリ(カレー、スープ等)の製造実績が豊富なメーカーを選ぶと品質が安定します。

5.パッケージ対応力

パウチの形状バリエーション(平袋・スタンド・ノズル付き等)や、化粧箱のセット対応力も重要なポイントです。

よくある失敗と対策

レトルト殺菌後の味変化を想定していない

試作段階で必ずレトルト殺菌後の官能評価を行い、殺菌前後の味の変化を確認してレシピを調整しましょう。

パウチの耐熱性・バリア性が不十分

製品特性(油分量、pH等)に合ったパウチ材質を選定し、賞味期限中の品質保持を確認するための保存試験を実施しましょう。

表示ラベルの法定記載事項に不備がある

食品表示法に基づく表示内容(アレルゲン・原材料配合順・栄養成分等)は、メーカーと共に専門家のチェックを受けましょう。

関連する認証・規格

HACCPFSSC22000ISO22000JAS有機JAS

認証の詳細は認証・規格ガイドをご覧ください。

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