飲料OEM完全ガイド
飲料OEMは、清涼飲料水・果汁飲料・茶系飲料・機能性ドリンク・アルコール飲料など多様な飲料の製造委託が可能です。PETボトル・缶・紙パック・パウチなど様々な容器に対応し、小ロットからのプライベートブランド(PB)飲料の開発にも適しています。健康系ドリンクやクラフト飲料の市場拡大を背景に、OEM需要が増加しています。
企画から量産まで約3〜6ヶ月
一般的に3,000〜10,000本から(容器形態により異なる)
HACCP / FSSC22000 / ISO22000
市場概況
国内清涼飲料市場は約5兆円規模で、健康志向飲料(プロテイン・ビタミン・乳酸菌飲料等)の成長が顕著です。無糖茶やフレーバーウォーターも好調。クラフトコーラやオリジナルエナジードリンクなど、小ロットOEMを活用した新規参入が活発化しています。
製造工程
企画・処方開発
飲料カテゴリ・味・機能性・ターゲット層を決定し、処方(配合設計)を開発します。
試作・品質評価
ラボスケールでの試作を行い、味・風味・色・透明度・安定性を評価します。保存安定性の予備試験も実施します。
容器選定・ラベルデザイン
PETボトル・缶・紙パック・パウチなどから容器を選定し、ラベルデザインと法定表示を作成します。
原材料調達
果汁・茶葉・香料・甘味料・機能性素材などの原材料を調達します。
調合・殺菌・充填
原料の調合・ろ過を行い、UHT殺菌やホットパック充填で製品を製造します。無菌充填にも対応するメーカーがあります。
検査・出荷
Brix(糖度)・pH・微生物検査・異物検査を行い、出荷します。
費用相場
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 処方開発・試作費 | 10万〜40万円 | 処方の複雑さ、機能性素材の検証有無で変動 |
| 容器・キャップ・ラベル費 | 15〜80円/本 | PETが一般的。オリジナルボトル金型は別途50万円〜 |
| 原材料費(1本あたり) | 10〜100円 | 果汁含有率や機能性素材の使用量で変動 |
| 製造加工費(1本あたり) | 20〜80円 | 充填方式(ホットパック/無菌充填)とロットサイズで変動 |
| 品質検査費 | 3万〜10万円/ロット | 微生物検査、成分分析、保存試験の項目数で変動 |
※ 上記は一般的な目安です。メーカー・仕様・ロット数により大幅に変動します。正確な費用は各メーカーにお見積もりください。
メーカー選びのポイント
PET・缶・紙パック・パウチなど希望する容器形態と、ホットパック・無菌充填など適切な充填方式に対応しているか確認しましょう。
飲料OEMはロットが大きくなりがち。3,000〜5,000本程度の小ロットから対応できるメーカーを探しましょう。
保存安定性試験の実施体制があり、適切な殺菌条件と賞味期限を設定できるメーカーを選びましょう。
機能性ドリンクを開発する場合、届出サポートや成分分析の実績があるメーカーが有利です。
よくある失敗と対策
保存中に沈殿・分離・変色が発生する
安定剤の選定と分散技術が重要です。加速保存試験で長期安定性を事前に確認しましょう。
オリジナルボトルの金型費用が予算を超える
初回は既製ボトル+オリジナルラベルで立ち上げ、販売実績に応じてオリジナルボトルへ移行するのが現実的です。
最小ロットが大きすぎて在庫リスクを抱える
賞味期限と販売ペースを試算し、初回は小ロット対応メーカーで最小限の在庫から始めましょう。
関連する認証・規格
認証の詳細は認証・規格ガイドをご覧ください。