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営業・提案見積提案書受注率向上

見積・提案で受注率を上げる10のテクニック|OEMメーカーの営業術

公開日: 2026-02-21著者: OEM JAPAN 編集部

目次

  1. 回答スピードが受注率を決める
  2. 見積書に盛り込むべき情報
  3. 選ばれる提案書の構成とポイント
  4. 発注者の不安を解消する工夫
  5. フォローアップの重要性とタイミング
  6. オンライン商談・サンプル送付の活用
  7. 今日からできるアクション
  8. よくある質問

回答スピードが受注率を決める

見積依頼に対する回答スピードは、受注率に最も大きく影響する要因です。多くの発注者は複数のメーカーに同時に見積を依頼しており、最初に回答したメーカーが圧倒的に有利です。

スピード対応の効果

ある調査によれば、問い合わせから1時間以内に回答した場合の受注率は、24時間後に回答した場合の7倍とされています。BtoB取引でも、スピードは「この会社はしっかり対応してくれる」という第一印象を形成します。

スピードを上げる具体策

  • 即日仮回答:詳細見積に時間がかかる場合も、「お問い合わせありがとうございます。○営業日以内に正式なお見積をお送りします」と即日返信する
  • 標準価格表の整備:よくある問い合わせパターンの価格表を事前に作成し、すぐに概算を出せるようにする
  • 見積テンプレート:Excelなどの見積テンプレートを用意し、必要情報を入力するだけで見積書が完成する仕組みにする
  • 問い合わせ通知の設定:メールの着信通知をONにし、問い合わせを見逃さない体制を整える

スピードは仕組みで解決できます。個人の頑張りではなく、テンプレートや標準価格表を整備して、誰でも素早く回答できる体制を作りましょう。

見積書に盛り込むべき情報

見積書は価格だけを伝える書類ではありません。自社の専門性と信頼性を伝えるセールスツールです。以下の情報を盛り込みましょう。

必須項目

  • 製品仕様:原材料、容量、包装形態、賞味期限/使用期限
  • 価格内訳:製品単価、初回費用(型代、レシピ開発費)、検査費用をそれぞれ明示
  • ロット別価格:複数ロットの価格を併記し、スケールメリットを可視化
  • 納期:初回製造と2回目以降のリードタイムをそれぞれ記載
  • 有効期限:見積の有効期限(通常30日)を明記

差をつける追加情報

  • 製造の流れ:受注→原材料手配→試作→量産→出荷のスケジュール感
  • 品質管理体制:実施する検査項目、取得認証のロゴマーク
  • 実績:同カテゴリの製造実績(守秘義務に配慮した形で)

見積書のフォーマットやデザインの質も、メーカーの印象を左右します。清潔感のあるレイアウトで、プロフェッショナルな印象を与えましょう。

選ばれる提案書の構成とポイント

見積書に加えて提案書を添付することで、他社との差別化を図れます。特に発注者がOEM初心者の場合、提案書は大きなアドバンテージになります。

提案書の基本構成

  • 表紙:発注者の社名・プロジェクト名を入れたオリジナル表紙
  • 会社紹介:自社の強み、実績、認証を簡潔にまとめたページ
  • ご提案内容:発注者の要望に対する具体的な製品提案(レシピ案、パッケージ案)
  • スケジュール:開発から納品までのマイルストーンを時系列で表示
  • 価格:見積書の概要版(詳細は別紙参照)
  • サポート体制:開発支援、品質管理、アフターフォローの内容

ポイント

提案書は「発注者の課題を理解している」ことが伝わる内容にすることが重要です。テンプレートの使い回しではなく、発注者のニーズに合わせてカスタマイズしましょう。5〜10ページ程度で簡潔にまとめるのがベストです。

発注者の不安を解消する工夫

発注者、特にOEM初心者は多くの不安を抱えています。不安を先回りして解消することが、受注率の向上に直結します。

発注者が感じる代表的な不安

  • 「品質は本当に大丈夫か」→ 認証資格、検査体制、過去の品質事故の有無を明示
  • 「納期は守ってもらえるか」→ 製造スケジュールの詳細と、遅延時の対応方針を説明
  • 「追加コストが発生しないか」→ 費用の全体像と、追加費用が発生する可能性のあるケースを事前に説明
  • 「途中でキャンセルできるか」→ 各段階でのキャンセルポリシーを明確に提示
  • 「レシピや企画が漏れないか」→ NDA(秘密保持契約)の締結を提案

安心感を与える方法

  • 無料サンプルの提供:既存レシピの味見・使用感を試してもらう
  • 工場見学の提案:製造現場を直接見てもらい、衛生管理体制を確認してもらう
  • 段階的な進行:「まずは試作から」と段階を区切り、各段階で確認・承認を得る
  • 担当者の明確化:「御社専任の担当として○○がサポートいたします」と名前と連絡先を明示

フォローアップの重要性とタイミング

見積送付後のフォローアップを怠ると、受注機会を逃します。発注者は複数のメーカーから見積を取っているため、積極的にコミュニケーションを取らないと忘れられてしまいます。

フォローアップのタイミング

  • 見積送付直後:「お見積をお送りしましたので、ご確認ください。ご不明な点があればいつでもお気軽にお問い合わせください」とメール
  • 3〜5営業日後:「お見積の内容はいかがでしたか?ご質問があれば回答いたします」と確認の連絡
  • 2週間後:検討状況の確認と、追加情報や代替提案の提供
  • 1ヶ月後:まだ決まっていない場合は、新たな提案やキャンペーン情報の提供

フォローアップの内容

単に「いかがですか?」と聞くだけでなく、付加価値のある情報を添えることが重要です。

  • 類似商品の市場動向データ
  • 新しい原材料やパッケージの提案
  • 他社事例(匿名)の紹介

フォローアップは「しつこい」のではなく、「熱心に対応してくれるメーカー」という印象を与えます。適切な頻度とタイミングで継続しましょう。

オンライン商談・サンプル送付の活用

コロナ禍以降、オンライン商談はBtoBでも当たり前になりました。遠方の発注者にも低コストでアプローチでき、見積の後の次のステップとして非常に有効です。

オンライン商談のコツ

  • 事前準備:画面共有用の提案資料、製造ラインの動画や写真を用意
  • カメラON:顔が見えることで信頼感が高まる。工場の映像を見せるのも効果的
  • ヒアリング重視:一方的に説明するのではなく、発注者の要望や課題を丁寧に聞く
  • 議事録の共有:商談後に要点と次のアクションをまとめてメール送信

サンプル送付の戦略

  • 既製サンプル:すぐに送れる既存レシピのサンプルを常備しておく
  • カスタムサンプル:発注者の要望を反映した試作品。有料でも「この程度の費用で試作できます」と明示
  • 送付時の工夫:サンプルと一緒に会社案内、提案書、製造工程の説明資料を同封

オンライン商談とサンプル送付を組み合わせることで、対面に近いレベルの信頼関係を遠隔でも構築できます。特に初回取引の受注率向上に大きく寄与します。

今日からできるアクション

この記事の内容を踏まえて、まず取り組むべきアクションをまとめました。

  1. 1過去1ヶ月の見積依頼を振り返り、平均回答日数を算出する(目標: 1営業日以内)
  2. 2見積書のテンプレートを整備し、よくある品目の標準見積を用意する
  3. 3見積書に会社案内・製造実績・品質管理体制の情報を添付するセットを作る
  4. 4見積送付後3営業日以内のフォローアップメールのテンプレートを作成する

よくある質問

Q. 見積書はどこまで詳しく書くべきですか?
原材料費・加工費・包装費・検査費など、主要な内訳が分かる程度の詳細さが理想です。あまりに大雑把だと「何にいくらかかるのかわからない」と不信感を持たれます。一方、細かすぎると読みにくくなるため、A4で1〜2枚にまとめるのがベストです。
Q. 価格競争に陥らないためには?
見積書に価格以外の情報(品質管理体制、サポート内容、納期の確実性、実績)を充実させましょう。また、単価だけでなくトータルコスト(開発サポート、不良品率の低さ、在庫管理支援など)での比較を促すことで、価格だけの競争を回避できます。
Q. 見積依頼そのものが少ない場合はどうすれば?
まず集客を強化しましょう。OEMマッチングプラットフォームへの掲載、自社サイトのSEO対策、Googleビジネスプロフィールの充実が即効性のある施策です。また、既存の取引先に「他の商品カテゴリの製造もご相談ください」とクロスセルを提案することも有効です。

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