シンガポールの食品スタートアップが日本のレトルトOEMでカレーを商品化
シンガポールの食品スタートアップが日本のレトルト食品OEMメーカーと連携し、東南アジア市場向けのプレミアム日本風カレーを開発。1,500食の小ロットから開始。
País del Cliente
シンガポール
Tipo de Cliente
スタートアップ
Categoría de Producto
レトルト食品(カレー)
Duración del Proyecto
6ヶ月
Resumen del Proyecto
プロジェクト期間
6ヶ月
発注ロット数
1,500食
初期投資
約220万円
成果
3カ国で販売開始
プロジェクトの背景
シンガポールのフードテック企業「Umami Kitchen」は2022年創業。東南アジアで拡大するプレミアム日本食市場に着目し、「本格日本カレー」を東南アジア向けに商品化することを計画しました。
当初は現地の食品工場に委託する案もありましたが、「Made in Japan」のブランド力と、日本のレトルト技術(高温高圧殺菌によるレトルトパウチ製造)の品質の高さを活かすため、日本のOEMメーカーに発注することを決定しました。
OEMメーカー選定のプロセス
OEM JAPANを通じて4社のレトルト食品OEMメーカーにコンタクト。選定基準は以下の通りです。
- ハラール認証の取得または対応実績があること
- 小ロット1,000食から対応可能
- 東南アジアへの輸出実績があること
- 英語または中国語での対応が可能
最終的に、静岡県のレトルト食品OEMメーカーB社を選定しました。B社はハラール認証(JITハラール)を取得済みで、マレーシア・インドネシアへの輸出実績が豊富。年間500万食のレトルト製造能力を持ち、小ロット案件にも柔軟に対応していました。
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商品開発と試作
Umami Kitchenが求めたのは、日本の欧風カレーの深いコクに、東南アジアのスパイス感を加えたオリジナルレシピです。
| フェーズ | 期間 | 内容 |
|---|---|---|
| レシピ設計 | 1ヶ月 | ターゲット市場のリサーチ、味方向性の決定 |
| 試作1〜3回目 | 2ヶ月 | スパイス配合の調整、具材サイズの検討 |
| 保存性試験 | 1ヶ月 | 賞味期限設定、加速劣化試験 |
| パッケージ設計 | 1ヶ月 | 4ヶ国語表記のラベル設計、栄養成分分析 |
試作過程では、東南アジアの消費者の好みに合わせて辛さレベルを3段階(マイルド・ミディアム・ホット)に設定。B社の開発チームが現地のスパイス(レモングラス、ガランガル)を日本の欧風カレーベースに融合させるレシピを提案しました。
製造・輸出対応
初回ロットは1,500食(各辛さ500食)で製造。レトルトパウチの殺菌工程はF0値4以上を確保し、常温で18ヶ月の賞味期限を実現しました。
輸出対応のポイント:
- ハラール認証付きの製造ライン使用
- シンガポールSFA(食品庁)の輸入基準に適合する書類を作成
- 原材料のアレルゲン表示を4ヶ国語(英語・中国語・マレー語・日本語)で記載
- FOB条件での輸出手配をOEMメーカーがサポート
結果と今後の展開
「Japan Fusion Curry」ブランドとして発売後、シンガポールの日系スーパー・オンラインストアで好評を博し、発売3ヶ月でマレーシアとタイへの展開が決定しました。
成功要因:
- 日本のレトルト技術による高品質な味と長期保存性
- ハラール認証による東南アジア市場へのアクセス
- 初期ロット1,500食の小ロット対応で在庫リスクを最小化
現在は2ndロットとして5,000食を発注済み。新フレーバー(ビーフシチュー、スープカレー)の開発も進行中です。