米国スキンケアブランドが日本の化粧品OEMで美容液を開発
米国のスキンケアブランドが日本の化粧品OEMメーカーと連携し、J-Beauty成分を活用した高機能美容液を開発。企画から納品まで8ヶ月で実現。
クライアント国
アメリカ合衆国
クライアント種別
中小企業
製品カテゴリ
スキンケア(美容液)
プロジェクト期間
8ヶ月
プロジェクト概要
プロジェクト期間
8ヶ月
発注ロット数
3,000本
初期投資
約480万円
成果
発売6ヶ月で売上3倍
プロジェクトの背景
カリフォルニア州を拠点とするスキンケアブランド「GlowLab」は、クリーンビューティー市場で2019年に創業。自社ECを中心に米国内で展開していましたが、差別化のために日本のJ-Beauty成分(酒粕エキス、米ぬかセラミド、ツバキ油)を配合した美容液の開発を決断しました。
しかし、米国内のOEMメーカーでは日本の原料調達やJ-Beauty処方に精通した開発チームが見つからず、品質面でも「Made in Japan」のブランド価値を活かすために日本のOEMメーカーとの直接取引を模索していました。
OEMメーカー選定のプロセス
GlowLabはOEM JAPANを通じて5社の化粧品OEMメーカーに相談。以下の条件で絞り込みました。
- 英語対応が可能な営業・開発担当がいること
- FDA登録に対応した品質管理体制(GMP認証取得)
- 小ロット3,000本から対応可能
- 自社で原料調達から処方開発まで一貫して行えること
最終的に、大阪の化粧品OEMメーカーA社を選定。A社は海外輸出実績が50カ国以上あり、英語での技術対応と輸出書類の作成にも慣れていた点が決め手となりました。
処方開発と試作
プロジェクトは処方設計から始まり、計4回の試作を経て最終処方が決定しました。
| フェーズ | 期間 | 内容 |
|---|---|---|
| 処方設計 | 1ヶ月 | J-Beauty成分の選定、基材設計 |
| 試作1〜2回目 | 2ヶ月 | テクスチャー調整、安定性テスト |
| 試作3〜4回目 | 1.5ヶ月 | 使用感改良、防腐力試験 |
| 安定性・安全性試験 | 1.5ヶ月 | 加速試験、パッチテスト |
特に注力したのは、酒粕エキスと米ぬかセラミドの安定配合です。日本の研究開発チームが独自の乳化技術を駆使し、透明感のあるテクスチャーと高い保湿力を両立させました。
製造・品質管理
本生産は初回ロット3,000本で実施。A社のISO 22716(化粧品GMP)認証済みのクリーンルームで製造されました。
品質管理のポイント:
- 全成分のCoA(品質証明書)を英語で発行
- FDA向けの成分表示ラベル設計をサポート
- 米国輸出に必要なMSDS(安全データシート)を作成
- ロットごとの微生物検査・重金属検査を実施
結果と今後の展開
完成した美容液「Sake Glow Serum」は、GlowLabのECサイトで発売後、6ヶ月で前年同期比の売上3倍を達成しました。
成功要因:
- 「Made in Japan」×「J-Beauty成分」のストーリー性
- 日本のOEMメーカーの高い処方技術力
- FDA対応を含む輸出サポートの充実
現在はシリーズ展開として、酒粕配合のクリームとトナーの開発が進行中。ロット数も5,000本に増加し、Amazonでの販売も開始しています。