台湾のヘルスケアブランドが日本のサプリメントOEMでコラーゲンゼリースティックを開発
台湾のヘルスケアブランドが日本のサプリメントOEMメーカーと連携し、美容成分配合のコラーゲンゼリースティックを開発。台湾ECで月間2,000箱の販売を達成。
客户国家
台湾
客户类型
ヘルスケアブランド
产品类别
サプリメント(コラーゲンゼリー)
项目周期
5ヶ月
项目概览
プロジェクト期間
5ヶ月
発注ロット数
10,000箱
初期投資
約280万円
成果
EC売上で月間2,000箱
プロジェクトの背景
台北を拠点とするヘルスケアブランド「BeautyWell」は2021年に創業。台湾で拡大するインナービューティー(体の内側からの美容)市場に着目し、手軽に摂取できるゼリースティック型のコラーゲンサプリメントの開発を計画していました。
台湾の消費者は「日本製サプリメント」への信頼度が非常に高く、日本の低分子コラーゲンペプチド技術は世界的に評価されています。BeautyWellは「Made in Japan」のブランド力と日本のゼリー製造技術を活かして、台湾のEC市場で競合との差別化を図ることを決定しました。
OEMメーカー選定のプロセス
OEM JAPANを通じて3社のサプリメント・健康食品OEMメーカーに相談。選定ポイントは以下の通りです。
- ゼリースティック(スティックゼリー)の製造ラインを自社保有
- 低分子コラーゲンペプチドの配合実績が豊富
- 台湾TFDA(衛生福利部食品薬物管理署)の輸入基準に対応可能
- 10,000箱規模のロットに対応し、コスト競争力があること
- 中国語(繁体字)での対応が可能
選定されたのは岐阜県の健康食品OEMメーカーG社。G社はゼリースティック製造で年間3,000万本以上の生産実績を持ち、台湾・香港・中国への輸出に精通。社内に中国語対応スタッフがおり、スムーズなコミュニケーションが可能でした。
開発プロセス
BeautyWellが求めたのは、フィッシュコラーゲンペプチド5,000mgを1本に凝縮した高配合ゼリーです。味はマンゴー味で、美味しさと機能性の両立が求められました。
| フェーズ | 期間 | 内容 |
|---|---|---|
| 処方設計 | 0.5ヶ月 | コラーゲン原料の選定、副成分(ビタミンC・ヒアルロン酸)の配合設計 |
| 試作1〜2回目 | 1.5ヶ月 | 食感・味の調整、コラーゲン臭のマスキング |
| 安定性試験 | 1ヶ月 | 加速劣化試験、成分安定性の確認 |
| パッケージ・本生産 | 2ヶ月 | 繁体字ラベル設計、10,000箱の製造・検品 |
最大の課題はコラーゲンペプチド5,000mgの高配合による魚臭のマスキングでした。G社はマンゴーピューレとクエン酸のバランスを最適化し、2回の試作で魚臭をほぼ感じさせない処方を完成。さらにビタミンC 500mgとヒアルロン酸50mgを追加配合することで、美容サプリメントとしての訴求力を高めました。
量産と結果
初回ロットは10,000箱(1箱15本入り、計150,000本)で製造。G社のGMP認証工場で生産されました。
品質管理・輸出対応のポイント:
- コラーゲンペプチドの分子量分析(平均分子量3,000ダルトン以下を確認)
- 台湾TFDA向けの「輸入食品査験登記」書類を作成
- 繁体字の栄養成分表示・原材料表示ラベルを設計
- ロットごとの微生物検査・重金属検査を実施
- 航空便での輸出手配(鮮度保持のため)
「BeautyWell コラーゲンゼリー 5000」として台湾の主要ECプラットフォーム(蝦皮購物・momo購物網)で発売。発売1ヶ月で月間2,000箱の販売を達成し、台湾のインナービューティーサプリ市場で急成長中です。
学んだこと
このプロジェクトから得られた主な教訓は以下の通りです。
- ゼリー剤型の優位性:錠剤やカプセルと比べて「美味しく手軽に摂れる」ゼリースティック型は、台湾の若年女性層に圧倒的に支持される
- 高配合と味の両立:コラーゲン5,000mg配合は差別化要因だが、魚臭対策が必須。経験豊富なOEMメーカーのマスキング技術が不可欠
- 台湾EC市場の特性:蝦皮購物やmomo購物網でのライブコマースが売上を大きく牽引。OEMメーカーに「SNS映え」するパッケージデザインを相談するのも有効
BeautyWellは2ndロットとして20,000箱を発注予定。新フレーバー(ライチ味・ピーチ味)と、男性向けプロテインゼリーの開発も計画しており、日本OEMメーカーとのパートナーシップを長期的に継続する方針です。